貧困というと、別の世界のことを想像する方が多いかもしれません。裸足で歩く子ども、上半身は裸だったり、ゴミの山から売れそうなものを拾って集めたり・・・ひどい場合、幼い頃から犯罪組織や売春組織と関わることもあります。生きていくためです。
そんな連想が強いせいか、日本に生きていると、日本人も実は貧困世帯が多いことをあまり実感しないかもしれません。
日本の貧困は、通常「相対的貧困」と考えるので、単純に説明するなら世帯年収が200万円以下のご家庭などでしょうか。
それでも、服は着ていますし、スマホももっていいます。
今は就学支援金制度などもあるため、専門学校や大学に通う学生さんもいます。
そのためぱっと見てわかるものではない、という大きな特徴があります。
この、ぱっと見て分からないのはいいこともでもありますが、悪い面もあります。
もちろん、ぱっとみてわかることにも、いい面と悪い面があります。
(話がそれるので、ここまでにしておきますが)
全員に同じ収入を、同じ体験と学習を、というと国家の在り方そのものから変えなければなりませんので、そうは言いません。
高収入の世帯で育つ方は、それだけ色々な機会に恵まれているので、自己肯定感や自尊心が高いこともあります。
心理カウンセラーの視点から、貧困を見たとき、何が気になるかというと、与えられるべき学習や経験の機会が与えられず、本来伸びるはずだった能力や自己肯定などが、伸びないということです。もちろん、否定感や劣等感、無力感や厭世観など、本来だったら抱えなくてよかった負の心理負荷もかかるかもしれません。
こうした不要な心理的負荷がかかる方にも、ぜひカウンセリングを受けてもらい、長い間自分を縛り付けていた目に見えない鎖から解き放たれてほしいものです。
本人が費用を負担しなくても、会社の福利厚生などにあって無料で使えると、とてもよいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4813a4947df50f23a79a0fd900e939150c0593ea?page=1